建築家の岡啓輔さんがセルフビルドで建設している建物・蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)が完成したと話題になっています。
しかし一方で、周りが更地になり、再開発で立ち退きのために解体されるのでは?と心配する声もあります。
せっかく蟻鱒鳶ルが完成したのに、解体させられちゃうのかな?
立ち退きの話がどうなっているのかも気になるね
今回は、蟻鱒鳶ルが立ち退き!?解体の可能性は?現在は完成して曳家の準備中!についてまとめました。
蟻鱒鳶ルが立ち退き!?解体を心配の声
蟻鱒鳶ルが立ち退きで解体されるのでは?と心配の声が投稿されているよ
蟻鱒鳶ル (アリマストンビル)
— ダイユウサク (@0_K0_K) November 16, 2024
もうすぐ解体か。。 https://t.co/NPubGBVfSk pic.twitter.com/LZI353jgOm
三田・聖坂の蟻鱒鳶ル立ち退きかなぁ?
— パルコ (@PARCO4986) September 26, 2021
日本のサグラダファミリアが未完なのが残念過ぎる pic.twitter.com/S5GDzklLJD
日本のサクラダファミリアとも言われている蟻鱒鳶ル。
解体されるのでは?と心配の声がありますね。
蟻鱒鳶ルが立ち退きで解体される可能性はあるのかな?
蟻鱒鳶ルが立ち退きで解体の可能性は?
蟻鱒鳶ルが立ち退きで解体されることはありません。
岡啓輔さんはインタビューで、蟻鱒鳶ルは完成後に曳家工事をすると語っています。
小さな手作りのビルです。
引用元:Less is More
2階以上は僕の住居になる予定で、1階は店舗として貸し出す予定です。
2005年に着工して、予定では今年中(2024年)には竣工予定(その後曳家工事)です。
現在の場所から10mほど後ろに下がったところに曳家されることが決まっています。
建物を解体せずに移動させる建築工法
2018年以降、岡啓輔さんは立ち退きの危機に直面しながらも、蟻鱒鳶ルを完成させるための努力を続けてきました。
再開発による立ち退き要求があった際には、友人の弁護士から「法律的には無理やり奪えない」と助言されました。
しかし、現実には再開発が進む中で小さな家が残ることは難しいともされていました。
そこで、岡啓輔さんと友人の弁護士で蟻鱒鳶ルが生き残れる道を考えたました。
友人は「やるべきことは二つある。一つは、今つくっているこのビルをもっとすごいものとして完成させること。たくさんの人が、これは潰しちゃいかんと思うようなビルをつくること。
引用元:HAPS PRESS
もう一つは、がんばって広報活動を続けて蟻鱒鳶ルの存在をたくさんの人に知ってもらうこと、再開発が本格化するまでまだ数年かかるはずなので、まだ望みはある。」とアドバイスしてくれました。
多くの人が蟻鱒鳶ルの解体を反対する声があつまれば望みはあると考えたんですね。
2020年には、一時的に工事がストップしてしましましたが、曳家を条件に存続が決まりました。
曳家の準備で講座は再び中断してしまったものの、2024年に無事完成したようでね。
岡啓輔さんは本も出版されています。
蟻鱒鳶ル建設への岡啓輔さんの情熱が伝わってくる1冊になっています!
完成した蟻鱒鳶ルの中も見てみたいよね!
蟻鱒鳶ルって見学できるのかな?
蟻鱒鳶ルの見学はできるの?
蟻鱒鳶ルの内部を見学できるかどうかはまだわかりません。
蟻鱒鳶ルの内覧については現在発表はないものの、今後小さな展覧会を計画しているようです。
曳家工事が全て終わり、完了検査をパスしたら(たぶん2026春)、小さな展覧会を蟻鱒鳶ル自体でやろうと考えて鱒!
— 岡啓輔「月刊 蟻鱒鳶ル売り鱒」 (@OkaDoken) November 17, 2024
蟻鱒鳶ルの曳家が終わってからになるので、まだ先にはなりそうです。
しかし、蟻鱒鳶ルの外観はみることはできます。
- 住所:東京都港区三田4丁目15-35-108
- アクセス:田浦駅から徒歩5分
蟻鱒鳶ルの外観をみて楽しみながら、展覧会の発表を待ちましょう!